2022年3月17日木曜日

2ヶ月ほどFXをしている

 なんとなくテキトーに書いてみる。

ちょっと訳があって、FXのデイトレに挑戦している。デイトレとかスイングトレードとか、どういうわけだか相場の世界では、1回あたりのトレード期間によってトレードの名前が変わったりする。私の場合は基本的にスキャルピングという、数分から長くてもせいぜい十数分くらいの期間でトレードするやり方になりつつあるのだが、実際に机に向かっている時間が長い時にはほぼ1日中だったりするので、とりあえず私のやっている事はデイトレだという事にしている。そんな感じでほぼ本人の中での問題になっているので、区別は別にどうでもいい気もする。でも人に話をしないといけないときには、色々と面倒な感じになってしまう。

こういう話をするとなると、「勝てるか負けるか」みたいな話にならざるを得ないので、先に書いてしまうと、1月の下旬から2万円の資金を入れてやっていて、3月半ばの時点でざっくり800円ほど負けている。

1月の2週間でいきなり600円ほど負けてしまって、2月に試行錯誤の結果4週間でざっくりで260円の負け、今月3月の最初の週で5戦4勝してやっと198円回復。でも「おおっ!今月は行けるか!?」と思っていたら、次の週の月曜にいきなり130円負け、といった感じで、3月前半は激闘の末60円ほどのプラスになっている。3月の成績がどうなるかはわからないが、「まあ遊びの範囲内なら害はないでしょう」くらいになってきてはいる。

FXというと、「初見でいきなり親に借りた150万溶かしたニート」みたいな怖いネタがネット上に出回っていたりするのだが、私の場合は幸いにして、トレードそのものについては独学なり真っ当なトレーダーの人のセミナーなりでしっかり基本を勉強したうえで、無難な範囲で実践してきたし、それが20年くらい地味につかず離れずで続いていれば、とんでもない大損ということにはなりにくい、というわけで。そのうえ1000通貨単位(1000ドルとか1000ユーロとか)でトレード可能な業者で、最低ロット1000通貨だけでトレードしていれば、「為替レートが0.1銭動いたら1円の損得、為替レートが1円動いてやっと1000円の損得」程度の世界なので、あまりに知識がないとか、すごく下手とかでなければパチンコよりよっぽど安い遊びだったりするわけだ。そういうわけで、全くの初心者の人にトレードの話をすることがあるならば、最初に勉強してから、まずは最小ロットで取り組むのをお勧めすると思う。

「割とうまくいきそう」と感触を得られた感じではあるのだが、ここまででやって良かったと思われる事などプラス要因を書いておく。

実は今までの私のトレードと明らかに違う事をしていて、それは「トレードノート」をつけている事だ。オーストラリアの走り高跳びの選手が、飛んだあとにかならず分厚いノートに何かを書き込んでいるのを見て、「なるほど、こうやって感覚的な部分を可能な限り言語化していくのか」と思っていたのだが、それをトレードでやってみることにしたのだ。昔のツイッターで「ツイートで実況中継」や「連続ツイート」みたいなのがあったと思うが、それと同じ感じで一般的なノートにボールペンで、とにかく思いを書き込んでいく感じにしている。だから、よく「トレードの記録をつけましょう」と言われて、エクセル帳票に数値と一口コメントを打ち込んでいくのとはちょっと違う感じだ。だが、考えをノートにガシガシ書いていくことで、気づきや反省点、うまくいった事、感情の消化の過程などが頭に定着しやすくなり、若干学習効率が上がっているように感じる。

トレードノートへは、トレードタイミング待ちの間にチャートについて気づいた事も書き込んでいる。たまたま自分で気づいた事をしっかり覚えておけたり、YouTuberトレーダーの人の話をブラッシュアップしたりできるので、個人的にはノートを手で書くのはものすごく良いトレード攻略法だと思う。

今ちょっと書いてしまったが、最近はYouTubeに各方面の専門家が知識を公開する動画があるので、勉強したいジャンルの動画をよく見ている。以前だと高いお金を払ってセミナーに出ないといけなかったのが、無料で(広告がイヤだったり、耳学習したいならプレミア料金だけで)かなりの情報が得られる。ベテランのスキャルパーやデイトレーダーの人の動画や、特定のテクニカル指標にこだわったチャンネルなどもあり、あとは動画を見る時間をどれだけ捻出できるかだけが問題になる。

最後に自分のなかで最重要なのが「今の時点で2か月ほどあきらめずに取り組んでいる」という事だ。実は以前、FXスキャルを試したことがあったのだが、当時はあまりに根性がなく、良い結果が出なくてすぐにあきらめてしまっていた。だが、英語学習やランニングなど「継続的に努力しないと結果が出ない」タイプの活動で得られた経験から、かなりつらいことがあっても、ちょっと休んだ後に活動を継続できているのだ。結局何事も3か月とか1年とか3年とか、ある程度の結果が出るまでにまとまった時間を使わないといけない事がわかっていたので、とにかく負荷→休息→超回復のサイクルを(たとえその時に結果が出ていなくても)続けた結果、「FXトレードでも努力を継続すれば何らかの成果を得られそう」という感触を得たわけだ。そういうわけで、この手の「いくつか自分で選択したテーマへの努力(?)」をまとまった年数にわたって続けた事が意外と大きかった、という流れになっている。

本当になんとなくで書き進めてしまったが、現状こんな感じの事をやっている。こんな感じの事「も」かもしれない。