2021年12月4日土曜日

俺的最強ランニングシューズは「建さん」かもしれない説

テキトーに思いつくまま書くので、ちょっと読みにくいかもしれないし、面白くないかもしれない。

先週末の11月28日、某所で行われたマラソン大会20kmの部に出場した。ネットタイム(スタートラインからゴールまでの記録)は1時間44分34秒だった。たまたま状況が許して、かなり満足のいく結果になった。厳しい社会状況の中でレースを開催していただいて、関係者の皆さんには感謝している。

しかしながら、私はランナー全体から見ると有能とは言い難いため、レースについて事細かに書いてもあまり参考にならないと言うことでやめておくことにする。

それはそれとして、レースのラストスパートでちょっと無理をしてしまったせいか、自宅に帰ってから両膝に違和感があった。それにも関わらず、翌々日の11月30日には1日で15キロほど走ってしまった。結果「なんか階段の下りで左膝が痛くなる…やってしまった…」と言うことに。そのため、すぐに反省してその後2日はストレッチやマッサージに時間を費やした。以前の膝痛の経験から、股関節周りや太ももをケアするとすぐに良くなるとわかっていたからだ。

ホームセンターのストレッチポール的な何かや、軟式野球のボールを使って、トリガーポイント的な何かを探ってグリグリっとすることで、2日でだいぶ良くなった。

レースから5日後の12月3日にはもう走りたくてしょうがない感じになった。そして11月にやっていたペース走っぽい「頑張りジョギング」ではなく、8月から10月の鍛錬としてやっていた時間走というかスロージョグというかLSDをやりたくなった。実は10月の時点で「もしかしたらレースで速くなるより、水を飲み飲み、コンビニや自販機をはしごしながら、のんびり走っている方が楽しいかも」と思い始めていて、それを再び実現させたくなったのだ。

さらに、あまりランニングシューズ的なものを履きたくなかったので、本当になんとなくだが、太極拳の自宅練習の時に履いていたワークマンの建さんを履いてみた。いわゆる「たびぐつ」と言うやつだ。内装工事をする職人さんが履く靴らしいのだが、そういう専門的な事は実は良くわかってなくて、単に一時期ランニング関連やワークマン商品関連のブログを漁っていた時に、普通のシューズとして建さんを好きな人たちが一定数いることに気づいて、ものすごく安かったから買ってみただけ、という代物だった。それからしばらく履いていたが、普段履きとしてはあまり見栄えしないので、たまに外で太極拳や立禅をするときに履く程度の使用頻度になっていた。カンフーシューズもちゃんとした感じのものは高いので、ど素人としてはちょうど良かったのだ。

で、走り出してみたわけだが、キロ7分から8分くらいのペースを維持するのがものすごく楽だった。ランニングシューズによっては「キロ5分半より速くないと性能を発揮できない」「いやいや4分半切らないと」と言ったことがあるようなのだが、そもそも建さんは速く走る事を想定した靴ではないのだ。それでいて職人さんの滑らかな足運びに追従できる作りになっているため、ゆっくり丁寧に走るのがものすごく楽だったりする。

11月のレース調整期に「なんか走るの上手になったっぽい」状態に至った私だが、「ダイナミックな動きだが上体をあまり上下させない」意識で(しっかりできるかは別として)走ってみたところ、本当に快適に走れた。「スロージョグにランニングシューズもベアフットシューズも要らんやん」と思ってしまうレベルで快適だった。

そして、最高の副作用として、段差での膝の痛みはほぼ気にならないレベルになっていた。ナイキフリーランというシューズも事の起こりは「自然に近い状態で走れば故障も少なくなる」みたいな話だったと記憶している(違った?)。建さんで速く走れるかは別として(ランニングで見栄えするかも別として)、走りとして合理的な状態に導けば自然と痛くなく動けるようになるものなのだろう。この辺りのメカニズムは素人なので多くは語れないが、故障後のリハビリに薄っぺらくて柔らかい靴を取り入れるのはいい考えだと、私個人は思う。

もちろん「痛いけど根性で履き続ける」みたいな思考法はお勧めしない。個人的な感覚としては「頑張り」や「必死」や「ど根性」よりは「ひょうひょうとした」や「のらりくらり」や「舐めプ」に近い感覚の方が深刻な故障からは離れられそうな気がしている。

p.s. 「高いハードルはくぐりやすい」みたいな言葉もあったような…