今日は適当に書く。
AppleTVの米ABCアプリのライブ放送で、ドッキリカメラみたいなコーナーというか番組があるのだが、全体的に「思想信条の自由を守った人は賞賛されるべき」という番組で、お国柄が出ていて興味深い。
例えば、今見た内容だと、レストランでMake America Great Againの帽子を被っている人がいて、その人にレストラン側は「そんな帽子を被っている人には食事は提供しません」と言う。この二人はやらせなわけだが、それを聞いた人の反応を見るのだ。「それは言論の自由の侵害だ」といってレストランの人に抗議する人や、気分を悪くして帰ろうとする人にインタビューして讃えて、一方「それは当たり前だトランプ支持者はクソだ」とか「レストランの人が拒否してるんだから帰るべきだ」と言う様な事を言う人の顔は見えない様にしている。
また、先週の内容だと、海辺の公園でトレーニングをする筋肉のついた女性について、外野の女性が「そんな男性的な事をして醜い」と言った事を他の人に言うのだが、「それはその人の自由だし、彼女は美しいよ」と反論する人をインタビューして賞賛する。もちろんトレーニングをしている女性と最初に悪口を言い始める人は仕込みだ。記憶が定かでないので、一緒になっていじめ始めた人がいたかは覚えていない。
たぶん、ここ数年でいろんな新しい考え方が一気に出てきたので、アメリカ国内でもギスギスし始めたのではないかと思う。特にトランプ政権誕生以降、思想信条の違う人々の断絶が明確化して、当時テレビか何かでその様子を見た感じ「だいぶ雰囲気悪そうだな」と思ったものだが、この番組にはそう言う類の事を和らげたいと言う思いがあるのだろう。
ヘソの曲がった人は「じゃあ、マッチョな女性に対して不快感を示す自由はないのかよ」と言うかもしれないが、たぶん「他人がどうしようがその人の信念に対してオフェンシブになるべきではない」と言う考えが柱になっているのだろう。確かにそのほうが世間的にはだいぶ緩い感じにまとまるのではと思う。日本でもそうなると良いのに、と感じる。
だが、身近な話だが、父は毎朝らっきょうなどの、スタミナがつきそうだが臭いはきつい食べ物を食べる。だが、私は臭いに対して強く反応する方だ。最悪臭いのせいで吐いたりするくらいキツかったりする。だが、私は父に抗議して良いのか?と言う疑問が湧くのだ。このあたりの塩梅をどうすべきかは世間的にも今後詰めて行かないといけないのではと思う。賢い人はすでに答えがあるだろうし、私には明確な基準がない。
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