2018年8月14日火曜日

適当に考えた結果

村上春樹の騎士団長殺しの1冊目は、明日か明後日かには読み終えるかもしれない。

それで、この作品に関わらず村上春樹作品を読んでいると思うのだが、従来の信心の様なものがなくても、一定の知性があれば精神的な安定を得られるのでは?と言うことだ。

従来の信心、具体的には宗教とか、サザエさん的家族感と言ったものだ。村上春樹世界では拝金からは完全に解脱していない様に見えるが(自給しない限り金がないと死んでしまうので仕方ない)、一定以上の知性があれば純粋に何か人間的使命感みたいなものを追求できる様になるのでは?と思えてならない。そしてそれが精神的な安定感に繋がるのではと。

これは作品からのメッセージではなく、村上春樹世界を見ていると感じることで、彼が「そんなこと言いたいわけじゃない」と言ったとしても当然だと言える。それに、私の歪んだ感性がそう思っているだけなので、とりあえず私の中では捨て置いてもいいだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿