Outliersは読む前のイメージと違いすぎる。
洋書のOutliersはすでに半分くらい読んでいる。この本を名前だけ知っている日本人の一般的なイメージは、10,000時間ルールに代表されるように「すごく努力すれば何事も習熟する」だと思うが、今の章(Opportunity)を読んだ感じ、そう言う「元気をもらいました!」みたいな内容ではない。「世界レベルで突出している人は若い頃に集中的な訓練をする機会に「運良く」恵まれたのだ」と言うのが半分くらい読んだ時点での論旨だ。
それで、イメージ先行で読み始めた私はすっかり騙された気分になり、「誰だ嘘を広めたやつは!」としばらくモヤモヤしていた。この本を話題にあげている人は多分、最初の30ページくらいを読んだだけで、大衆受けしそうな部分だけ抽出・加工しただけなのではと。それか、全く読んでおらず、最初に流布されたイメージだけで話を広げているか。
そう言うわけで、この本を読み続けるのはやめようかと割と真剣に考えている。だが、自分ルールでは「読むのをやめた本は語数にカウントしない」と決めていたので、すでに5万語以上読んでいるのに勿体無く感じる。とりあえず途中まで登った山だから、悪天候でも引き返すのにためらう、と言う感覚になっている。別に本を読んでいるだけで遭難はしないだろうから、結局読み進めることになるのだろう。
一応、後半に入ってちょっと良い話になるのを期待してみる。
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