A6ノートにまとめるシンプルマップというのがあるらしいけど、私は買わないことにした。
100円ノートメモ術はもうお腹いっぱいで、後は自分で試行錯誤するしかないと思っているから。
そもそもノート1冊100円で足りるはずが、文房具、書籍、カメラ、スキャナと総投資額が2万を楽勝で超えてしまった。
これ以上お金を突っ込むのは、飽きちゃった後の後悔がものすごいはずなので、非常に危険である。
で、シンプルマッピングであるが、そもそも元になっているのは、ブザンというおっさんのマインドマップである。
私はマインドマップについては一通り本を読み、実践し、それなりに血肉になっているので、シンプルマッピングはいらんのですよ。
今もたまにマインドマップを書く。
書くと脳内に溜まっているものが一気にはき出されるような感じになり。思考が加速する。
(その内容については保証しないが)
今朝は「私のマインドマップ」というテーマでマインドマップを描いてみた。
そして、それを元に文章を書くという試みをしてみる。
ちなみに、マインドマップから執筆まではしたが、推敲は全くしていない。
私のマインドマップは相当適当である。
まず、私のマインドマップは見た目にこだわらない。
カラフルでない。カラフルにしたところで、色塗りの手間がかかるだけで時間がかかるだけである。しかも最近カラフルなマーカーのセットを無くした。でも使えている。
イラストなんて描かない。絵が下手で、描こうものならあまりの下手さに凹んでしまい、マインドマップなんて書かなくなってしまうからである。で、イラストなんてなくてもマインドマップのアイデア出しの目的は成功している。
型にもこだわらない。
マインドマップは放射状にアイデアを書き写していくが、講義ノートで使用した時はノートの左にテーマを書き、右へ広げていった。
それでも十分使える。
マインドマップは何度も描き直せという。そんなことしない。
マインドマップはある成果物に至るまでの過程であり、マインドマップにとらわれていてはいつまで経っても成果物に到達しないからである。
書き直しは徒労感さえ感じ、マインドマップから遠ざかるだけである。
枝が変であろうが、本に書かれている型どうりでなかろうが、書き直しはしない。
書き直ししないどころか、マインドマップとしては完成品までに至らない。
1個余計に枝を増やす、という基本は大事だが、見切りができないといつまで経っても成果物に到達しない。
マインドマップで満足してはいけないのである。
(ただし、この文書を書いていて、マインドマップの枠を超えようとすると、とたんに手が止まる事に気づいた。見切りは難しいかもしれない。)
そもそも、マインドマップを描こうという人たちの多くは構えすぎなのである。
前述した通り、カラフルなイラストやら、書き直しやら、こうしなさいと言う型にこだわって、ビビって、実際に描く事をしない。
そういう知人たちでも、私の汚くて下手くそなマインドマップを見て、それなりに感心する。
あるマインドマップの本を読んでいるとおぼしき知人は、私の適当なマインドマップを見て「とりあえず楽しんで書けばいいのか」とつぶやいた。
多くの人は、行動に移さないのである。
多くの入門者はマインドマップのかっこいいイメージに縛られて、自分は何にもわかっていない初心者で、まずは経験が必要である事を忘れてしまう。
まずはやってみる。スケブなんていらない。マーカーなんていらない。とりあえず手元にあるチラシの裏にその辺に転がっている黒のボールペンで書き始めればいい。
マインドマップが薬にも毒にもならない無意味なツールだったとしても、失いものはない。ノーリスクである。
そもそもマインドマップに正解などないのである。そうでなければ紙の上でこぎれいなアートの域を出ず、FreemindなどPCの世界へ入り込む事もなかっただろう。
(アートとしてのマインドマップは否定しないが、私が欲しいのはそう言うものではない)
そんなわけで、マインドマップから文章を勢いで書いてみたのだが、正直まとまっていない。
でも、何かをひねり出す力がマインドマップにはある、と言う事は良くわかった。
なにしろ文章を書く時のスピードが違う。一気に書く事ができるのである。
ここから推敲へのノウハウはマインドマップとは別の領域だとは思うが、とりあえず書けるのである。
マインドマップにトライする人には是非、「とりあえずチラ裏と黒ボールペン」から始めてもらいたい。
最後に今回の文章のために私が書いたマインドマップをご覧にいれよう。
字が下手なので何が書いてあるかわからないかもしれない…。
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この文章に載ってない枝もあるのに気づくだろうか?